福井県歯科医学大会2022・第29回福井県歯科保健大会

会場・大会日程

会場

福井県歯科医師会館
福井県福井市大願寺3-4-1

大会日程

2階

9:30~11:30
一般公開講座 詳しくはこちら

11:30~12:00
表彰受賞者表彰・従業員表彰

13:00〜14:00
福井県歯科口腔外科フォーラム 詳しくはこちら

14:30〜16:00
講演会 詳しくはこちら

4階

13:30~14:30
福井県歯科保健大会 表彰式

14:30~15:00
歯みがき名人 活動報告 発表

15:30~16:30
福井市歯科医師会
歯と食育に関する自由研究コンクール 表彰式

1階

8:45
オープニングセレモニー

3階ホール

9:00~16:30
福井デンタルショー2023 詳しくはこちら

会長挨拶

「2023福井県歯科医学大会」および「第30回福井県歯科保健大会」を本年も福井県歯科医師会館にて開催するはこびとなりました。一般公開講座には大阪歯科大学 高齢者歯科学講座 大阪歯科大学附属病院 睡眠歯科センター 講師 奥野健太郎 先生をお招きし「そのいびきzzz睡眠時無呼吸かもしれません! 〜歯科医院でできるいびき・無呼吸の治療〜」と題してご講演いただきます。福井県歯科口腔外科フォーラムでは福井大学学術研究院医学系部門医学領域 感覚運動医学講座 歯科口腔外科学分野 助教 吉田寿人 先生の「UP-TO-DATE 歯性上顎洞炎の病態と治療」の講演会を、また福井県歯科技工士会主管で前 鶴見大学歯学部歯科技工研修科教員(福井歯科技工士学院2回生)邑田歳幸 氏による「補綴学講座と共に歩んできた私の技工歴を振り返って」の講演会がそれぞれ開催されます。

例年ご好評いただいております北陸歯科用品商協同組合福井県支部との共催によるデンタルショーは、内容のさらなる充実を図り、最新の歯科機材を手にとってご覧いただけるよう展示いただきますし、また、テーブルクリニックも随時開催されます。

我々福井県歯科医師会はあらゆる世代への取り組みも進めており、長年の懸案であったフッ化物洗口の小中学校での実施に向け、令和5年度(2023年度)より一部の小学校で開始しています。
また、従来の『8020運動』に、さらに、食べること、飲み込むことの機能を衰えさせない「オーラルフレイル対策」を加え、健康で過ごせる健康寿命の延伸に県民の皆様と共に取り組みたいと考えています。

福井県歯科医師会は今後とも県民の皆様と共にお口の健康とQOLの向上に努めてまいりたいと考えています。

最後になりましたが、本大会を開催するにあたり、多くの皆様と諸機関にご尽力賜わりましたこと、心より感謝申し上げます。

一般社団法人 福井県歯科医師会
会長 近藤 貢

一般公開講座

9:30~11:30

そのいびきzzz睡眠時無呼吸かもしれません!
〜歯科医院でできるいびき・無呼吸の治療〜

大阪歯科大学高齢者歯科学講座
大阪歯科大学附属病院 睡眠歯科センター
講師奥野 健太郎先生

2003年の新幹線運転手の居眠りニュース以来、睡眠時無呼吸という病気の存在が広く知られるようになりました。最近では、連日メディアで取り上げられており注目を集めています。睡眠時無呼吸は、睡眠中のいびきや無呼吸といった現象だけではなく、睡眠の質が悪化することによって、日中の眠気や集中力の低下といった生活の質の低下に繋がる症状があります。最近では、高血圧や糖尿病、肥満、動脈硬化などといった生活習慣病の悪化・発症因子となり、最終的には脳卒中や心筋梗塞にも関わることが明らかになってきました。そして、いびきは睡眠時無呼吸のサインです。たとえ、いびきや眠気に困っていなくとも、10年、20年後の健康維持のために、治療したほうが良い病気です。実は、この睡眠時無呼吸、歯科でも治療することができます。

睡眠時無呼吸ってどんな病気?マウスピース治療ってどんな治療?本講演では分かりやすく解説したいと思います。人生の3分の1は睡眠です。無呼吸治療により良い睡眠を手に入れましょう。良い睡眠は、良い生活、そして良い人生につながります。『そのいびきzzz睡眠時無呼吸かもしれません!』まずは歯科医院にご相談下さい。

プロフィール

2003年
大阪大学歯学部 卒業
2007年
大阪大学大学院 学位取得修了
大阪大学博士(歯学)
2007年
大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部 医員
2014年
ブリティッシュコロンビア大学歯学部
招聘講師
2017年
大阪歯科大学 高齢者歯科学講座 助教
2019年
大阪歯科大学 高齢者歯科学講座 講師

<資格>
日本睡眠学会 歯科専門医
日本睡眠歯科学会 認定医・指導医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
日本老年歯科医学会 認定医・専門医・摂食機能療法専門歯科医師


〈著書〉
歯科医師の歯科医師による歯科医師のための 睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置治療(医歯薬出版)
一からわかる睡眠時無呼吸の歯科臨床 歯科だからこそできる検査・診断・治療(医歯薬出版)

表彰

13:30~14:30

高齢者よい歯のコンクール
おえかき・図画・ポスターコンクール
歯科保健優秀指導者
歯科保健優良企業
県よい歯の健康づくり推進学校
歯みがき名人優秀活動

活動報告

14:30~15:00

歯みがき名人活動報告

令和5年度コンクール受賞者

高齢者よい歯のコンクール

満80歳以上で自分の歯が20本以上残っている方

知事賞
清水 紀光 様

福井県歯科医師会会長賞
川野 勝司 様
山口 昌男 様

公益財団法人8020推進財団理事長賞
鈴木 勲 様
清水 京子 様
野勢 惠子 様
立藏 勝治 様
堀江 雅隆 様
木原 良子 様
椿原 弥太郎 様
武内 正澄 様
寺嶋 小夜子 様
渡邊 サチ子 様

健康な歯づくりに関する
おえかき・図画・ポスターコンクール

知事賞
(おえかき)

いなやまこども園 5歳児
たまむら ここな さん

知事賞
(図画・ポスター)

永平寺町吉野小学校 3年
伊藤 心希 さん

福井県教育委員会賞
(おえかき)

いなほこども園 5歳児
つじ りほ さん

福井県教育委員会賞
(図画・ポスター)

鯖江市豊小学校 1年
松原 白穏 さん

福井県歯科医師会会長賞
(おえかき)

文京こども園 5歳児
こしかわ うい さん

福井県歯科医師会会長賞
(図画・ポスター)

鯖江市進徳小学校 6年
真柄 晏葵 さん

日本学校歯科医会賞
(低学年)

鯖江市鯖江東小学校 1年
井波 智恵 さん

日本学校歯科医会賞
(高学年)

鯖江市中河小学校 6年
津田 歩輝 さん

歯科保健優秀指導者

口腔衛生指導に著しい功績があった

歯科衛生士 村井 綾 様

歯科保健優良企業

歯科保健事業を理解し、口腔衛生管理に尽力している

冨士経編株式会社

県よい歯の健康づくり推進学校

知事賞
福井市羽生小学校

福井県教育委員会賞
福井市安居小学校

福井県歯科医師会賞
越前市北新庄小学校

福井県学校保健会賞
越前市白山小学校
池田町立池田中学校

福井新聞社賞
越前市服間小学校

歯みがき名人優秀活動

最優秀賞
越前町立糸生小学校

優秀賞
福井市和田小学校
越前町立萩野小学校
敦賀市東浦小中学校
若狭町立熊川小学校

<主催>

福井県・(一社)福井県歯科医師会・福井県学校保健会・福井新聞社

<後援>

福井県教育委員会・福井県市町教育委員会連絡協議会・(一社)福井県歯科衛生士会・(一社)福井県歯科技工士会
(福)福井県社会福祉協議会・(公社)福井県栄養士会・福井県PTA連合会・(一財)福井県老人クラブ連合会
(一社)福井県身体障害者福祉連合会・福井県心身障害児者福祉団体連合会・福井県食生活改善推進員連絡協議会

<主催>

福井県・(一社)福井県歯科医師会・福井県学校保健会・福井新聞社

<後援>

福井県教育委員会・福井県市町教育委員会連絡協議会・(一社)福井県歯科衛生士会・(一社)福井県歯科技工士会・(福)福井県社会福祉協議会・
(公社)福井県栄養士会・福井県PTA連合会・(一財)福井県老人クラブ連合会・(一社)福井県身体障害者福祉連合会・福井県心身障害児者福祉団体連合会・福井県食生活改善推進員連絡協議会

福井県歯科口腔外科フォーラム

13:00〜14:00

UP-TO-DATE 歯性上顎洞炎の病態と治療

福井大学学術研究院医学系部門医学領域
感覚運動医学講座 歯科口腔外科学分野
助教吉田 寿人先生

歯性上顎洞炎は歯性感染が上顎洞内に波及し副鼻腔炎を発症する疾患であり、副鼻腔炎全体の5〜40%と報告されています。日常臨床でよく遭遇する古くからある疾患ですが、その診断と治療方針については医科と歯科の間で必ずしもコンセンサスが得られていないのが現状です。福井大学では歯科口腔外科と耳鼻咽喉科・頭頸部外科が共同で歯性上顎洞炎の治療方針に関する臨床研究を行っており、歯性上顎洞炎の治療方針を決定する上で重要となる画像的特徴など一定の成果が得られつつあります。

今回、歯性上顎洞炎の病態と治療について、最新の研究成果も含めながらお話しさせていただきます。本講演が会員の皆様の日常診療に有益なものになれば幸いです。

プロフィール

<学歴>
東京理科大学基礎工学部生物工学科 卒業
九州大学歯学部歯学科 卒業
福井大学医学系研究科統合先進医学専攻 修了(医学博士)

<職歴>
福井大学医学部附属病院 歯科口腔外科 医員
福井大学医学部附属病院 歯科口腔外科 助教
国公立大学附属病院感染対策協議会 歯科医療部会 委員(兼任)
北陸ブロックHIV歯科医療連絡協議会 世話人(兼任)

講演会
主管:(一社)福井県歯科技工士会

14:30〜16:00

補綴学講座と共に歩んできた私の技工歴を振り返って

前 鶴見大学歯学部歯科技工研修科教員
(福井歯科技工士学院2回生)邑田 歳幸

私は1977年に福井歯科技工士学院(県歯科医師会立)の第2期生として卒業後、鶴見大学歯学部歯科技工研修科(横浜市)に進学した。同研修科修了後は学内に在籍し、教育・臨床・研究を主に44年間を大学教員として過ごした。

本年5月に私にとって初めての同窓会が福井市内で催され、多くの同期生と再会し貴重な時間を過ごすことができた。大学を退職してみると、自分自身の視野が大学の業務ばかりに向けられ、福井の技工業界とは疎遠になっていたことを改めて自覚することになった。記憶を辿れば私が唯一、福井に協力した学術活動というのは、1999年11月に開催された福井県歯科医師会創立80周年・専門学校創立25周年式典での記念講演の招聘に応じたのみであった。

今回の講演では、私が大学教員、及び附属病院臨床技工士として過ごした44年間の技工歴を要約して供覧したいと思う。勤務期間を振り返ってみると歯科界で生じた様々な技工技術の変化と潮流を経験してきたように思われる。有床義歯の分野では国内外の各種アタッチメントを支台装置とした金属床義歯が部分床義歯の補綴設計を席捲し、ニュートラルゾーンテクニックやリモールディングなどの術式を用いて全部床義歯の安定を追求した製作術式の構築が盛んに行われた。クラウンブリッジの分野ではメタルボンドの技術開発が峠を越えようやく臨床に導入されるまでになり、歯科業界も社会の好景気の波に乗りメタルボンド全盛期へと移行した。インプラントの分野では診療の開始とともに未知の技工術式の習得とさらなる技術開発やCAD/CAMシステムの導入などを経験した。

今後も新しい技術の導入や改良を繰り返しながら歯科業界は発展を続けてゆくであろう。本講演では私が携わってきた臨床技工や研究面の話題だけではなく、私が日常の臨床で大切に考えていることも併せてお話しできればと思う。

プロフィール

1977年
福井歯科技工士学院卒業 歯科技工士資格取得
1977年
鶴見大学歯学部歯科技工研修科入学
1978年
鶴見大学歯学部歯科技工研修科修了
1978年
鶴見大学歯学部歯科技工研修科入職
2000年
中華民国(台湾)歯科医師会・技工士会 学術功労賞

2015年
SHING NAM カンボジア国会議員 歯科技工教育活動表彰
2017年
鶴見大学歯学部附属病院 運営功労賞
2020年
文部科学省 医学教育功労賞
2022年
鶴見大学歯学部歯科技工研修科退職
2022年4月~
現在に至る

〇 Technical Director
・Dr.Tan Mengheang Dental Clinic
・Angkor Kampuchea Dental Clinic
〇 Technical Adviser
・University of Health Sciences CAMBODIA

福井デンタルショー2023
FUKUI DENTAL SHOW 2023

<主催>

(一社)福井県歯科医師会

<協力 >

福井大学医学部歯科口腔外科 ・ (一社)福井県歯科技工士会
(一社)福井県歯科衛生士会 ・ 北陸歯科用品商協同組合福井県支部

<後援>

福井新聞社 ・ 福井テレビ